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最近見ないけどシャコタン(ローダウン)のメリットとデメリットって?

平成7年、いわゆる「シャコタン」と呼ばれるローダウンが一部合法化されました。
車高を下げることによって車全体を引き締める印象にするのですが、そもそもシャコタンにメリットはあるのでしょうか。メリットとデメリットだけではなく、違法と合法の線引きまで含めてみてみるとしましょう。

シャコタンとは

シャコタン。

この言葉は「車高短」という言葉からのものです。自動車の車高を低くするようカスタムされたものですが、シャコタンは1950年代のアメリカで既にブームの兆しを見せ、当時はローライダーを呼ばれていました。

シャコタンと言えばどうしてもあまりイメージが良くないものだと思っている人も多いのですが、合法化により、スポーティーさも付与されました。

シャコタンの方法は?

シャコタンするためには2つの方法があります。

一つは通常のサスペンションよりも短いサスペンションに交換する方法。

タイヤにはサスペンションがあります。サスペンションはショック吸収のためのパーツですが、車体とタイヤを繋ぐものですので、サスペンションを短くすれば車高も低くなります。

もう一つはエアサス車限定ですが、サスペンションの中の空気を抜くことによって車高を低くするパターンです。
こちらはエアサスコントローラーがあれば比較的簡単に行えます。

他にはコイルスプリングもありますがこちらは違法です。またノーサスと呼ばれるものがありますがこちらも違法です。

ノーサスとはノーサスペンション。

ショックを吸収することで事故防止にもなるサスペンションを付けていないのです。違法とされるのも当然でしょう。

また、車高を下げたいのではなく、より走りを楽しむためにとサスペンションスプリングやショックアブソーバーをスポーツタイプの物に変えた場合、通常よりも車高が下がるケースもあります。これは「低くしたい」ではなく「速い車を目指したら低くなった」が正解です。

シャコタンの違法と合法のライン

先にコイルスプリングを切断すれば違法だと言いましたが、そもそも平成7年以前は陸運局の許可なしにサスペンションを交換することそのものが違法でした。

交換するためには陸運局への届出、そして認証が必要だったのです。

それらが許された車のみが販売されていたのです。

つまり、平成7年以前はシャコタンで公道を走ればそれだけでほぼ違法だったのです。
ですが平成7年、規制緩和が行われました。

これにより、車検証に記載されている自動車のボディサイズの数値よりも全高で±40mm、全幅で±20mm、全長で±30mm以内であれば届出不要となったのです。

但し、スプリングの切断は違法。そして最低地上高も90mmの確保が求められました。

この規制緩和により、それまでのシャコタンはいわば「反社会的行動」でしたが、以降、オシャレなローダウンも普及してきたのです。

シャコタンのメリット

いくら普及しているとはいえ、そもそもどのようなメリットがあるのか。
まず、車高を低くすることで重心も下がります。結果、コーナーリングが安定します。

更に車両下部を通る空気が少なくなるので空気抵抗の抑制になり、ダウンフォースのおかげで高速安定性も高まるのです。

また、ボディとタイヤの隙間がないので引き締まった印象を与えますから、単純に格好良いと感じるでしょう。

ミニバンやSUVの車高を低くすることで純正よりも短いサスペンションになります。

結果、余計な振動、騒音の防止になるので子供が車酔いを起こし辛くなるといったメリットもあります。

シャコタンのデメリットは?

シャコタンのデメリットとしてまずは乗り心地です。サスペンションが短いので路面の凹凸の感覚が乗員に伝わりやすくなります。つまりは振動が強くなるでしょう。

更には段差のある所や踏切など、通過する際に下部をこすったり、あるいは通過出来ない道も出てくるでしょう。
急な坂道の場合、直進出来ずくねりながらでなければ登れないケースもあります。

ルールを守って楽しみましょう

シャコタンは一概に違法ではありませんが、最低地上高90mmを保っていない場合は「違法改造車」になります。

もしもですが、違法改造車で事故を起こしてしまった場合、保険金が支払われなかったり、過失割合にも影響が出るケースもあります。

何より車道は誰のものでもありませんし、皆のものです。

ルールを守るのは大前提です。