シーマの車買取相場
(出典)http://www2.nissan.co.jp/
シーマの登場は1988年。
まさに世の中はバブル真っ只中と言っても過言ではないでしょう。
そのような時代に高級セダンとして登場。
セドリックやグロリアとはまた違った魅力を持っている車として登場したのですが、その人気はとにかく高く、自動車業界のみならず一般世間をも巻き込みました。
いわゆる「シーマ現象」を生み、とても高い人気を獲得するに至ったのです。
初代のFPY31型はカーマニアにとっては「伝説」と言っても決して過言ではない程高い人気で、未だに中古車市場では高値で売買されている程。
ですが時代の流れと共に、シーマの人気にも陰りが見えるようになってしまいました。
2代目モデルFY32型
1991年にFY32型へとフルモデルチェンジされたのですが、既にバブル経済が崩壊していたのです。
バブル経済崩壊は自動車業界のみならず、日本国内の消費意欲を大きく変えました。
それまでは「お金を使わなければ勿体ない」という考えから、高い物でもガンガン物が売れていました。
だからこそ自動車メーカーも様々な車種を投入。
消費意欲に合わせて様々なモデルをラインナップしていたのですがバブル経済崩壊以降、消費者はお金を使わないのではなく、お金がなくなってしまったのです。
そのため、シーマのような高級車へのニーズは次代と共に減少。
それでも伝説的な車として関心は寄せられていたのはシーマだからこそでしょう。
その後のモデルチェンジと生産終了
その後、シーマは数度に渡りモデルチェンジが繰り返されます。
1996年には3代目・FY33型へとモデルチェンジ。
そして2001年には4代目となるF50型へ。
ですが自動車の品質そのものではなく、消費者の財布の紐が固くなり、更には低燃費で経済性の高い車が求められるようになるとシーマはその役割を終えたかのように2010年、生産終了となってしまったのです。
かつて社会現象まで起こした自動車の最後はあまりにも呆気ないものでした。
2012年、5代目モデルの登場
一度は生産終了となったものの、2012年、HGY51型として復活を遂げることになりました。
その際、先代モデルまでとは少々イメージが変わりました。
高級セダンではあるのですが、ハイブリッド専用モデルへと変化。
そのため、燃費はJC08モードで16.6km/L。
走りとある程度の時代性にも合わせるなど、シーマにも変化の兆しが見えるようになっていったのです。
フーガの姉妹車として、更には三菱にはディグニティとしてOEM供給するなど動きも見せています。
高く買取ってもらうなら?
シーマが欲しい人だけではなく、買取ってもらいたい人もいるのではないでしょうか。
手放すのであれば高く買取ってもらいたいと考えるのは当然ですが、その場合、一括査定を受けてみると良いでしょう。
一括査定とは、中古車業者に一斉に連絡して相場を知ることです。
一括査定を受けるということは、複数の業者から買取額を提示されますので、凡その相場も見えてきます。
相場が分れば高いのか安いのかが分かりますので、買取額の目安も設定出来るのではないでしょうか。
いきなり買取専門店に足を運び、買取ってもらいたいと告げたとします。
もちろん買取業者はシーマとしての買取相場を出してくれるでしょう。
ですがその提示額が高いのか安いのか分からない人が多いのではないでしょうか。
日常生活の中でシーマの買取相場を目にする機会などそうそうありません。
それだけに、どうしても相場が分からないのです。
だからこその一括査定です。
一括査定で相場を理解しておけば、業者の提示が安いのか高いのかが分かりますし、交渉材料に活用することも出来ます。
「あそこでは〇万円だったんだけど」と言えば、相手業者は買取るつもりがあればそれ以上の買取額を提示するしかありません。
このように、一括査定は買取り額を知るだけではなく、交渉材料にも使えますので愛車を手放したいと思った時、まずは一度行っておくと良いでしょう。